昨日はかみさんが早く帰ってきてくれたおかげでずいぶん助かった。１人でノアの面倒をみるというのは案外疲れるものらしい。打合せで久しぶりに外に出たら、開放感たっぷりでうれしかったもの。

東京駅までいったついでに大丸のペットショップをチェック。お目当てはビターアップルという犬がなめると苦い味がするスプレーで、噛んじゃいけない場所（例えば、足とかトイレシーツの端とか）につけておけばノアが噛まないんじゃないかという作戦。

でも大丸には小鳥用のビターアップルしか置いてなかった。品揃えがちょっとマニアックすぎる。いいなと思うおもちゃもあったんだけど、ネットでアニマルミトンも注文しちゃったし、ここはパスして銀座松屋へ。松屋のペットショップにビターアップルがあったので、１本ゲットしてついでにニンジン型のピーピー鳴るおもちゃも買って帰った。

ここにはちょっとひかれるおもちゃがあった。いろいろな動物のヌイグルミなんだけどお腹を押すとそれぞれの鳴き声で鳴くわけ。犬がワンワン、猫がニャーニャーくらいはわかるけど、キリンはなんて鳴くかわかります？聞きたい人は松屋屋上のペットショップへゴー（どういう鳴き声だったか思い出せないんです。うれしくて何回も鳴らしたのに）。でも値段が値段（１８００円くらい）だったので買ってこなかった。

今日の写真 ： AくんからPS2を人質にして借りているデジカメに２倍ズーム機能があることを発見して撮ってみた。オートなのでピントがどこにあっているのかわからないような、ある意味JPEGな仕上がり。これじゃ使えない。それはそうとノアの体重が１．９ｋｇになりました。うちにある０．１ｋｇまで測れるデジタル体重計をサークルの中に入れてやるとこれにちょこんと座りこむので、座っているうちにスイッチを入れてゼロ表示になったらノアをおろすとマイナス表示だけどきちんと測れます。体重計の上は好きみたい。でもずっと入れとくといずれその上でオシッコしそうなので測るときだけ入れてる。

今日のお言葉 ： 愛情を注ぐことと甘やかすこととは違うのである。スコッチをこれから飼われる方に僕は強く言いたい。（スコッチ・ブリーダー中原さんの日記（4/6）より）
この違いがうちらにわかるだろうか。おいおいわかっていくしかないだろうけど、すでに今の段階で間違っていないことを望みたい。

とーさんは眠いのである。今日は４時に起きてしまったよ。これは花粉症で鼻が詰まってというか鼻水が溢れそうになって、しかたなく起きたんだけど、ノアくんはいつもより早く今日は５時半起床。きちんと新聞紙の上にオシッコとウンチがしてあった。エライ、エライ。

特に、ウンチとオシッコを別々の場所でするところなんざ、片付ける人の身になって物事を考えられるようになったのか、ノアくん。エライ、エライ。

トイレを覚えさせるためにはノアが起きたらすぐトイレの方へ呼んでそこでやらせるのがいいんだけど、なるべく長く寝ていて欲しいこちらとしては、起きたかもしれないけど、そっとしておくとまた寝るかもしれない、なんてことを思ってしまって、結局、トイレは覚えないは、起きてしまうは、の最悪の状態になってしまう。幸いなことにうちのノアちんは新聞紙もトイレだとすると、概ね８割の確率でトイレにオシッコ、ウンチをしてくれる。

今日の写真はネットで注文したノアのおもちゃ。噛むと「チューチュー」鳴るそうだ。床に転がっていてもかわいいので思わず注文してしまった。うちにあるおもちゃはどれも音がしないので、音がするおもちゃにノアの興味が向くようなら、もう少し買い足してもいいくらい。それで１人遊びができるようになって、とーさん仕事に専念できるようになるなら安いもんだし。

とーさんの仕事メモ ： M病院プログラム修正・調査、今日まで。T病院在庫管理、月曜インストール。H産業プログラム修正、来週中には。MEPsのOracleサーバーテスト、早いうちに。MEPsのStrongARM対応、iPAQを返すまでにやらないと。MEPsのドキュメントもそのうちに。来週からM7新バージョンのプログラム、連休前までに納品。

朝一のノアくん。右耳が相変わらずたれてる。ノアの実家、ブリーダーの中原さんがまだ耳を立てるのは早いでしょう、とおっしゃったのでそのままにしてあるが、いずれスコッチらしくテープで立ててもらう予定。両耳ピンと立ってこそスコッチだもんね。

ノアちん、実はすごい優等生なのである。本当はショードッグを待ってた方のもとにもらわれていく予定だったのだけど、先方の家庭の事情で幸運にもスコッチ初めてというか動物飼うの初めての我が家へくることになったんだ。

スコッチ歴２０うん年の中原さんをして、こいつは近年まれに見るスコッチだ、うちから出たスコッチの中でも１、２番くらいによい、とのこと。もう一頭仔犬がいたんだけど、そっちは今風のタイプで、ノアはクラシックな、ある意味スタンダードなタイプらしい。背中のラインとかしっぽの位置なんかが違うでしょうなんて説明されたんだけど、正直よくわからなかった。でもすごくいいらしい。

以前にも書いたけど、うちらは容姿（ハンサム）とノアが持ってた運（こっちへ来た）で決めたから、いい悪いはどうでもいいんだけど、やっぱりいいと言われるとうれしいしね。

でもでもでもでも、赤ん坊がいる生活というのは大変。花粉症でくしゃみ連発なんだけど寝てるとこ起こすわけにもいかないんでトイレ駆け込んで鼻かんだり、仕事しててもガサガサ音がしてると新聞紙で遊んでるな、また新聞紙食ってるかもとか、キャンキャン、ワンワン鳴かれると隣近所に迷惑だし、というかうちのマンション、ペット禁止なんで鳴き声が一番びびってたりする。まだうちへ来てから１週間もたたないのにずいぶん前から苦労させられている感じ。かわいさと差し引きするときっとプラスと思わなきゃある意味やっていけないところが精神修養になっているかも。

目下（これでモッカなのだよ）の問題は甘噛。アマガミったって甘くない。ノアにはえているのは乳歯のはずだけど本気で噛まれたら手に穴開くね。噛んで首でも振られた日にゃあ、裂けるね、確実に。こいつは実は犬のふりをした熊じゃないかと思うこともあるさね。

困ったときのインターネット、それもGoogle。「子犬 噛む」なんかで捜すと出るは出るは、みなさんお困りなのね。対処の方法は大まかに分けて２つ。１つは犬ごときになめられてはイカン、ガツンとやるべし派。訓練師の五島先生がその筆頭だけど（ボクが決めただけ）、噛んだら大きな声で叱って鼻先をパシッとやる。それで１ｍくらい吹っ飛んでも子犬は丈夫だからとおっしゃる。

もう一方は体罰否定派。お父さんが怒ってそれに子犬が従ったところで、お母さんや子供、お客さんなんかにはその効果はないんだから、叱るのは百害あって一利なしという訳ね。この場合は噛んだら無視しなさい、遊んであげないよという態度をとりなさい。そのうち、噛んだら遊んでもらえなくなるということがわかってくるから、ということ。いずれも一利あるような気がするんだけど、どうすべと思い悩んでいたわけです。小さな胸で、ご飯も喉を通らないくらい、でもエビス５００ｍｌは３本、ジンのロックはトリプルが１杯、喉を通っていったけど。

結局、薬局、放送局で（ところでこの「局」という字をじっと見つめているとなんか変な字だなぁ、なんて思いませんか。後ろから読んでみるとだんだん変な字に思えてくるはず）、ノアの甘噛対策は噛むなら噛ませる、ひどく噛みそうだったら、ウーと唸り声をあげて脅す、ペロペロ舐めてくれば誉める方式に決定しました。当分これでやってみます。（誰に言ってんだか）

今日の写真はノア宅全景。遊びつかれて散らかすだけ散らかして寝てるところ。手前のトイレはウンチ、新聞紙はオシッコだったけど、最近のノアブームでは逆になっている模様。水の容器とおやつがわりのペットフード（吉岡油糧という会社のノア用手作りフード）と例の水牛（まだ首はつながってる）、散らばってるのはリンゴとキュウリ。青いバスタオルの端に横たわっているのがノア。

この写真は暴れん坊が比較的おとなしくしているとき。入っているケースはバリケンシリーズのケンネルキャブの上半分を外したボックスで、バスタオルが敷いてある。色付きのタオルには保冷剤がくるんであって暑くなったときの枕がわりのつもり。

ノアはそれにしてもすでに暑いつもりなのか、結構頭を乗せて寝てることが多い。東京の真夏の暑さを知らないのか。すごいぞ、暑いぞ、ばてるぞ、と脅かしてみてもノアはうちから出かける用事はないし、もう少ししたらクーラーがんがんにかけてくれっていう要求が出るかもしれん。弱冷房車のステッカーをどこかに貼っておかなくちゃ。

ノアが抱え込んでいるのが水牛のヌイグルミでタイはバンコクのドンムアン空港にしかないお土産品。外は綿生地で中に詰物がパンパンに入っているので噛み心地がいいらしい。しっぽはすでにかみ切られた。首がとれるのも時間の問題。水牛の青い角が見えるうちに写真に撮っておく。

昨日ウンチはトイレでやるようになったと書いたのは気のせいだった。やっぱりいろんなとこでやってる。でも自分の寝床と休憩場所のバスタオルの上でだけはしないから、まだましか。そのうち上手になるだろう。気長に待つしかないが根負けしてそのうち自分が変なところでウンチしないかどうかが心配。

我が家の腹黒ノアちん。いまのところ彼のお仕事はいかにしてボクに仕事させないかにつきる。

確かにウンチはトイレでやるようになった。しかしウンチしたからといって毎回毎回ウンチしたよ、と吠えて知らせる必要はあるのかね。そりゃ、トイレが汚いのは気持ち悪い、その気持ちはわかるよ。ボクもきれいなトイレがないときはうちへ帰るまでトイレ我慢することだってあるしね。でも、でも、公衆トイレをきれいにするのは公務員のおじさんだけど、キミのトイレをきれいにするのはボクなんだよ。

もひとつ、ついでに言っとくと、できれば１回でどばっとやってくれないかな、ウンチ。ちょこちょこやられると、その度片付けないといけないんだから。ほっとくと平気でウンチ踏んじゃうしね。踏んだ足でその辺ぐるぐるしてもキミ的にはOKかもしれないけどボクの基準だとNGだから。

気がついた方がやるって決めた掃除のルールは、お互いの乱雑さに対する許容量の大きさを測るだけのことで、この件に関してキミはほぼ無限大ともいえる許容量を持ってるけど、ボクはだめだね。とてもキミほどの根性はないよ。ごめんなさい、私が片付ければいいんでしょ、片付けますよ、だから片付けるそばから新聞紙にオシッコするのは止めてください。

ノア来宅１日目にしてすでに、育児に疲れるお母さんの気持ちがほんの少しだけわかったような感じ。このまま寝ててくれればどれほどいいかと。ノアが来る前は遊んでくれなかったらどうしようとか、呼んでこなかったら悲しいね、なんて言ってたが、今はとにかくぐっすりおとなしく眠っていてくれれば幸せ。

ノアの一日は起きておしっこして、ご飯食べて、遊んで、コテンと寝て、起きておしっこして、ご飯食べて、遊んで、以下延々と続くサイクル。うちのノア坊はあまり食に対する欲求が強くなく、メシくれメシ、それも米のメシなんて感じはなく、まぁ出されたものは食べましょ的。

ノアのご飯はわたくしめの手作りデリシャスフーズ。大きな寸胴に豚骨を８本ばかり、軽く下茹でしてノコギリで真ん中からぶった切ったものを入れて、ニンジン、大根と一緒に一昼夜ほどグツグツと煮込み、トンコツの白とニンジンの赤でオレンジがかったスープができる。表面には骨髄などのゼラチン質が浮かび、いっちょ前のラーメンスープさながら。これがまた犬用なんで塩気がまったくなくてまずいんだ。

そのスープを使って我々が食べてる無農薬有機栽培新潟県大潟村直送の玄米を圧力鍋で炊く。その間にうちのかみさんの実家函館から送ってきたカレイをやっぱりそのスープで煮て、煮えたらきれいに骨をとって炊き上がった玄米と混ぜてまたスープを足しておじやにする。

そんな手間のかかったご飯をたいしてうまそうでもなくちょろっと食べる。少し食べると遊びだす。うちはながら食いはさせないからね、と言ったところで生後５１日、人間でいうと生後１歳前のガキはそんなこと聞くはずもなく、奥の手として花正で買っておいた牛モモ肉の自家製ミンチを混ぜてやると、おっうまいじゃん、てな感じでやっと本気で食べる。それよりなによりガツガツ食べるのはヨーグルトがけ。おじやにスプーン１杯のヨーグルトをかけてぐちゃぐちゃに混ぜてやるとコレコレといった感じでガツガツ食べる。あんたそりゃ人様の食べるものかい。