2001.02.10（土）-1- ノア誕生日

西暦2001年2月10日がノアールの誕生日である。この時点ではノアはうちの子になる予定ではなかった。
スコッチが欲しいと思って、ブリーダーの中原さん宅を訪ねたのが昨年の12月3日。
実際に何頭ものスコッチを見て、あまりの迫力に本当にこんなの飼えるのかしらん、と思ったけれども、そこはそれ、男は一度口に出した言葉は飲みこんじゃならぬ、と覚悟を決めて、それとなくカミさんにも責任を転嫁しつつ、牡（おす）の仔犬をお願いした。

うまくすれば、２月の出産ラッシュのときにお譲りできるかもしれないと言われていたが、今回の出産は牝（めす）が多く、牡は数えるほどしか産まれない。
２月も終って最後の頼みの綱も切れたかと思われたときに中原さんから電話をいただいた。

『ショードッグが希望で１年くらいお待ちの方が、ご家族のご病気で今回は仔犬を飼えないので、待ってらっしゃる方にお譲りして、とおっしゃってるんですけど、佐竹さんどうです？いい犬ですよ。これまでうちで繁殖したなかでも１、２を争う出来だと思いますよ。一度見にこられたら。』

カミさんと相談してから、と電話では答えたが、ボクのなかではすでに答えは決まっていた。
一応、相談らしきものをして、ぜひお願いしますと連絡した。そして3月24日に中原さん宅へ伺い、２頭いたうちのクラシックなスタイルでハンサムなノアールを選んだ。これがノアールがうちの子になった瞬間だった。

写真は、上がノアールのお父さん、TAMZIN　CALLAHAN（タムジン キャラハン）。
下がノアールのお母さん、TAMZIN　BLAK　ORCHID。それぞれの輝かしい経歴は、中原さんのわが家のスコッチたちを参照してください。（写真は中原さんのサイトからコピーさせていただきました。ありがとうございます）